独身女のマンション購入備忘録(中編) 持ち家(マンション)女子の生活 メリットとデメリット

住まい

独身女性がマンションを買ってローンを返済しながら暮らしていく毎日ってどんな感じなのでしょうか。合計5ヶ所の賃貸マンション暮らしを経験。30代で中古マンションを購入し、40代で売却した私が、賃貸マンションと比較した分譲マンションのメリットについてランキング形式で紹介します。

まずは、分譲マンションのメリットから

分譲マンションのメリット ベスト1「静か」

マンション暮らしで最もストレスになるのは、隣や上下の部屋の生活音ではないでしょうか。
分譲マンションは、遮音性が高く、接している部屋の生活音はほとんど聞こえませんでした。
また、私は中古マンションを購入してフローリングを貼り替えるリフォームを行いましたが、規約でフローリング材の厚さなどが決められていて水準以上のものしか使ってはいけないことになっていました。
隣近所の生活音に悩まされないことは、逆に言えば、自分も迷惑になるような音を出していない可能性が高いですから、音楽の音量も賃貸マンションほど、ご近所迷惑を気にせずに済むということだと思います。
賃貸マンション住まいに戻って、「分譲マンション良かったなー」と思うことの1位は「静か」であることです。

分譲マンションのメリット ベスト2「設備が充実」

私が購入したのは、築9年経過の中古マンションでした。それでも、トイレはウォシュレットの自動洗浄機能がついていましたし、床暖房、キッチンのディスポーザー(生ごみ処理機)、ウォークインクローゼットなど、賃貸では使えなかった設備がついていて、充分使用可能な状態でした。
自分が購入したマンションで初めて過ごす夜は、自動お湯張り機能のついた広いバスタブに浸かり、「これは私のお風呂なんだ!」とニヤニヤしながら入ったことを覚えています。
共有エリアも分譲マンションは充実していることが多いです。
私のマンションにはオートロックで宅配ボックスもついていて、管理人も常駐していたので、不要なチラシが大量に投函されることもなく、防犯上も安心で快適でした。
私の住んでいたマンションは、140戸ほどの大きなマンションでバブルの名残があって、共有のスポーツマシンが置いてある部屋や図書室のような部屋もあり、居住者用の立体駐車場もありました。
設備が充実していることはメリットでもありますが、設備の維持管理コストが高くなるデメリットもあります。

分譲マンションのメリット ベスト3「24時間ゴミが捨てられる」

設備に含まれることなのですが、分譲マンションには24時間捨てることができるゴミ捨て場があり、部屋にゴミを溜めることなく、いつでも好きな時に捨てることができました。
決められた曜日の決められた時間に捨てなければいけない生活と大きな違いです。
賃貸マンションでも24時間捨てられるところもあるかと思いますが、マナーが悪かったり、捨ててはいけないものがずっと回収されずに置かれていたりしているのは気分が悪いものです。
分譲マンションで管理がしっかりしているところは、いつも綺麗ですし、分譲マンションの居住者の方が比較的マナーも良いのではないかと思います。

つぎに、分譲マンションのデメリットとは

分譲マンションのデメリット ベスト1「住宅ローン返済の重圧」

私の場合、35歳の時に2,500万円2LDKの物件を、200万円を頭金として入れて、残り2,300万円分を返済期間35年のローン(変動金利)で買いました。当時の年収は460万円ほどでした。
ローンの毎月の返済金額は約65,000円。返済額としては賃貸時代より安くなってますが、これに管理費・修繕積立金と駐輪場代を合わせて約8,000円が加わりました。
返済は総返済額が少なくなる元金均等返済を選びました。初めの頃は、毎月の返済額のうち、利息部分の支払いが18,000円ほあり、元金がなかなか減らないです。
残高を見ると、「これだけの借金を自分は持っているのだ」と重圧感がありました。
ですので、返済期間を少しでも短くしようと、ボーナスが入れば繰上げ返済を必ずやっていました。
それまで、家計簿もまともにつけず、給料からの天引き貯金くらいしかできていなかったのですが、ローンを抱えて初めてまともに家計簿をつけだしました。
節約を意識し始めたのもマンションを購入した時期からでした。ローンを返済するためにも仕事はやめられないなと思いました。

分譲マンションのデメリット ベスト2「ローン以外の出費」

不動産を所有すると、どういうことが起きるのかあまりわかっていなかった私。
特に固定資産税は最初に支払いの通知が来たときは「えっ、何これ?」と驚きました。
私の場合は年間で8万円台だったと思います。当時の手取りは22万円ほどでしたから、結構きつかったです。
築年数が経ってマンションの価値が下がってくると固定資産税も低くなると思われます。
逆にマンションの築年数が経つにつれて上がっていくのが、毎月の管理費と修繕積立金です。
マンションの共有部分を日々管理する業者への支払いもありますし、屋上の防水や壁の補修、給水設備などの大規模修繕を行うためには適切に積み立てていく必要もあります。
中古マンション購入の際は、不動産会社さんから、修繕積立金がちゃんと貯まっているかもチェックポイントだと教わりました。

分譲マンションのデメリット ベスト3「区分所有者としての責任」

入居3年目くらいにマンションの管理組合の理事が回ってきました。
戸数は多かったのですが、各フロアから一人か二人だったか、順番に持ち回りで当たるのです。
私のマンションは購入した人が賃貸に出して遠方に住んでいる所有者も多いのと、高齢者の女性などで辞退される方もいて、実際理事になることができる人が限られました。比較的若い私は断ることは難しかったです。
購入したマンションの価値を下げないためにも、適切な維持管理と修繕を実施していく必要があります。
誰かがやってくれれば良いのですが、率先してやりたい人は少数だと思います。
そういった面倒なお役目も回ってくるということは購入前はほとんど考えていませんでした。
そして、私が理事になったときは運が悪いことに、大規模修繕の実施時期でした。
私は主に書記として、結構ガッツリ従事させてもらいました・・・。
今から思えば良い勉強させてもらえたなと思います。

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